プロフィール
名前:koro隊長
年齢:8歳
誕生日:2002年6月6日
性別:男の子
職業:須崎動物病院山口移動式診療所名誉院長(看板犬)
ウェブサイトURL:http://ameblo.jp/petlongevity/
一言:くじで当たった犬が、グランドアジリティーチャンピオンにまで登りつめた、奇想天外、抱腹絶倒の物語。
山口ネットコーギーズ隊長。北海道から九州まで全国武者修行し、旅・グルメ・競技会の極楽生活満喫中!

2008年02月29日

クリッカーでフィルムドッグ・トレーニング!

先週の土曜日(2月23日)は、広島に隊長とお勉強に行ってきました。

場所は、広島市内にある広島アニマルケア専門学校です。






学校に入るでしゅか?






ここは、動物看護士やトリマー、トレーナーなど、ペット業界の将来を担う、若き卵たちが学ぶ専門学校です。






今回参加したのは、D.I.N.G.O.さん主催のクリッカーでフィルムドッグ・トレーニングという、ワークショップです。

最近、テレビや映画で、犬たちが大活躍してますよね。

ソフトバンクモバイルのCMで人気の白戸(ほわいと)家のお父さん役の犬とかね…。

今回のワークショップは、このような犬が出演する映画やCM、ドラマ、雑誌の撮影に当たって必要な演技(トリック)等を、クリッカーを使って教える方法を学ぼうというものです。

もちろん、隊長をフィルム・ドッグにするつもりはありませんが、ドッグ・ダンスのトリックの練習やアジリティーのコンタクトゾーンの強化、オビディエンスに必要なスキルなどを、クリッカーを利用して効率的に学ぼうというのが狙いです。



早めに現地入りし、教室へ向かう隊長。


あそこの部屋でしゅね!






こんにちはでしゅ!






挨拶をして、部屋の中に入る隊長。

すると、まだ前の時間の授業中でして…。






な、なんと!


学生さんたちが、ずらりと見学される中、隊長登場!






失礼しましゅよ!


皆さんの視線が、隊長に集中しました。






結局、このあと行われたワークショップの時間中も、学校の生徒さんと先生方が見学されていました(しかも、ビデオ録画までされ…)。

しかし、このような状況下でも、落ち着いていた大物?の隊長です。






さて、クリッカーの本は、家に数冊持っていましたが、ちゃんと習ったことはありませんでした。

今回、このワークショップを受けてみて、これまで、見よう見真似でやっていなくて、かえって良かったと思いました。

クリッカーに対する概略的な知識は持っていましたが、誤解していた部分もあったことと、タイミング等については、プロに実際に習うのが一番だと感じました。

あっ、クリッカーって、ご存知ですよね?

カチッと鳴らして、動物に合図を送る道具のことです。






クリッカーは、ブリッジ(二次強化子)だと言われますが、クリッカー・トレーニングの眼目は、犬自身に考えてもらうというものです。

クリック音は、犬が求めるもの(おやつ、おもちゃなど=一次強化子)を約束する音であり、間違えて鳴らしても、必ずおやつ(おもちゃ)をあげることが重要です。

一次強化子をゲットするために、どうしたらよいかを、人間からのヒントに頼らず、犬自身で考えて到達してもらうのが、クリッカー・トレーニングの真髄です。


まずは、トレーニングの基礎となるチャージングのセッションから。

クリック音は、おやつを約束している音だということを、犬に理解させるために、クリッカーを鳴らして、すぐにおやつを与えるという条件付けを最初に行います。

これを、古典的条件付といい、このとき、重要なのは、犬に余分な情報を与えないことです。


ハンドラー側の注意点は…。

言葉を発しない。

目線を動かさない。

目線を合わさない(アイコンタクトしない)。

余分な動作をしない。

リードを引っ張らない。

感情も出さない。


要するに、余分な情報と報酬(おやつ)を結びつけさせないために、あえて、機械的にクリック音=おやつという条件付けを行うのです。


一方、犬に対しては…。

犬に何の行動も要求しない。

犬が同じ行動をしているときは、クリッカーを鳴らさないこと。

例えば、お座りやアイコンタクトをしているときに、連続してクリックすると、犬は、その動作とクリック音を結び付けてしまいます。

ですから、チャージングのときは、毎回、同じ行動や動作をしていないことを確認して行います。

だいたい10回くらいやれば、犬はクリック音=おやつというルールが分かってきます。

クリッカー・トレーニングに慣れるまでは、セッションの始めに、数回のチャージングをやってから始めるとよいそうです。


もう一つのポイントとして、犬に余分な情報を与えないために、おやつは、床に落とします(屋外や床が汚い場合は、皿などを利用)。

手からおやつをあげていると、手に執着するようになるからです。

また、床の上で、おやつを探す行動は余計な動作なので、決まった場所に落とした方が良いとのことです。


インストラクターの方が、クリックのタイミングとおやつの落とし方を実演されました。

無表情に、なるべく余計な動作をせず、リズミカルに床に落とします。

クリックしてから、0.6秒後におやつをあげるのがもっとも効果的だという実験結果が出ているそうです。

早すぎても、遅すぎてもいけないということですが、タイミングについては、練習して習得するしかありません。






クリッカー・トレーニングで使用するトリーツ(おやつ)として、最適なチーズボールをいただいて、練習開始です。






カチッ! ⇒  ポトリ!






クリッカーを鳴らす前に、手が動いていると指摘されました。

手が動く動作で、おやつがもらえると学習してしまうので、クリックしてから動作するようにとのことです。






ところで、食いしん坊の隊長は、いちいち膝に手をかけて、ちょうーだいポーズをとるため、食べている最中、すぐにクリッカーを鳴らす作戦に変更。

膝に手をかけたら、おやつをもらえると学習してしまうのを避けるためです。

このように、犬にも余計な動作をさせないように注意します。






アレが鳴ったら、おやつでしゅね!






しばらくチャージングを続けていると、クリック音とおやつを結びつけて、理解し始めたようです。






1〜2分やって、5分以上休憩。

クリッカー・トレーニングは、1日10セッションが限度だそうです。






これは、犬が集中できる時間を考慮してのこと。

また、脳細胞は、筋肉細胞の7倍ものカロリーを消費するため、頭を使うクリッカー・トレーニングでは、体を動かすトレーニングとは違った疲労感を覚えるためです。

隊長は、普段、ハンドラーから指示や情報をもらうことに慣れているため、最初は、たびたび私の顔を見上げたりしてましたが、何の情報も得られないため、しばらく戸惑っているようでした。

でも、しばらくすると、自分自身で考え始めたようです。


音が鳴ると、おやつが落ちてくるようでしゅね!






チャージングを習得したあとは、いよいよシェイピング(望む行動を形作る)のためのセッションに入りますが、続きは、また後日…。

ともかく、なかなか知的にスリリングなワークショップでした。

今後の展開が楽しみです。






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2008年03月01日

koro隊長のクリッカー入門

広島アニマルケア専門学校の一室で行われた、今回のワークショップ。

クリッカー・トレーニングの理論的な講義と実践(セッション)が交互に行われました。

D.I.N.G.O.さんの提供するクリッカー・トレーニングは、最新、かつ最先端のトレーニング理論を導入されているとのことで、多分、ほかで習得できないのではと言われていました。

実際、手持ちのクリッカー・トレーニングの本(何と、10冊近いクリッカー関連書籍が隊長文庫にありました)を調べてみましたが、異なる部分も多いようでした。






クリッカー・トレーニングは、大別すると、ある行動を引き出すトレーニングと対象物のあるトレーニングの二つに分けられます。

後者をターゲット・トレーニングと言い、アジリティーの道具など、特定の対象物(ターゲット)に対して、何かをするように訓練するものです。

例えば、ある目的物にタッチしたり、鼻をつけるなどの訓練なども、それに当たります。

また、「マーク」というキュー(コマンド)によって、目印となるもの(ターゲット)の置いてある位置に行って座らせるなどの行動をトレーニングすることも、この範疇に入ります。

この場合、ターゲットとして、最初、板やシートなどを使用しますが、だんだん対象物のサイズを小さくしていき、最終的には、小石や葉っぱなど、撮影中、その場所に落ちていても、不自然ではないものを利用して、犬を自由自在に移動させます。

映画やテレビの撮影では、こういうテクニックが頻繁に使用されている訳です。

アジリティーの2オン2オフ(タッチ障害で、後ろ足2本をタッチゾーンに着けたまま、前足2本を、前方の地面に置いた状態を維持すること)などのトレーニングも、ターゲット・トレーニングの部類に入ります。


(インストラクターさんの講義に聞き入る隊長)




さて、いよいよ、ターゲット・トレーニングのセッションに入ります。

ターゲット・トレーニングのポイントは、ハンドラーとターゲットとトリーツを投げる場所で、三角形(トライアングル)を作ることです。

もし、ターゲットのそばで、トリーツ(おやつ)をあげていると、犬はターゲットのある場所に執着してしまいます。

ですから、あえて、ターゲットから離れた場所で、おやつをあげるようにします。



おやつは、離れたところに落ちてくるでしゅよ!






一方、ハンドラーが手から直接おやつをあげたり、ハンドラーのそばでトリーツを投げたりすると、何かするたびに、ハンドラーのところに戻ってくるようになります。

タレント犬(フィルム・ドッグ)では、基本的にハンドラーの側で、何かをすることはありません。

例えば、上のトリックの例で言えば、対象物に向かって、犬が自分の意思で移動することが求められ、最終的には、ハンドラーの存在を消す必要があるからです。



カチッが鳴ったら、おやつでしゅよ!






さて、ここから、クリッカー・トレーニングの真髄である、シェイピング(形を整える)のセッションに入ります。

仮に、離れた位置にあるターゲット、例えばお皿のところに行って、タッチするという行動を最終目的としましょう。

どうやって、これをトレーニングするかと言いますと、ここがクリッカー・トレーニングの真髄なのですが、ハンドラーは、クリッカー以外には、一切のヒントを出さずに、このトリックを完成させるのです。

「そうよ、そっちそっち」

「よしよし、いい子だね〜」

などと、普通のトレーニングで使われるような、褒め言葉やサジェスチョンは、一切、使用せずに、犬自身が考えて、最終的な行動を取れるようにもっていく訳です。

つまり、犬自身の考える力や自主性を育めるのが、クリッカー・トレーニングの大きなメリットであると言えましょう。


通常、犬は絶えず飼い主から情報を得ようとします。


何か指示は、ないでしゅか?


(飼い主から情報収集中のkoro隊長)




特に訓練の入った犬は、常にハンドラーからの指示に敏感に反応する習慣ができているため、クリッカー・トレーニングを導入すると、かえって戸惑うことがあります。

しかし、犬は、適応力の高い動物ですから、すぐにクリッカーの意味を理解し、自分で考え始めるようになります。

多くのクリッカー・トレーニングでは、ハンドラーが言葉や表情、感情、動作など、ヒントとなる情報(プロンプト)を与えていますが、この方法だと、望む動作の形を比較的早く作ることができますが、その後の伸びが頭打ちとなってしまうそうです。

つまり、犬自身が考えて、行動を作り上げた訳ではないからです。



むつかしいお話は、眠くなりましゅね!






シェイピングの実際をお見せする前に、クリッカーを鳴らすタイミングやチャージングの良い例と悪い例を見ていただきましょう。


まずは、チャージングの悪い例から。

D.I.N.G.O.代表・新居インストラクター直々の実演です。





ちょっと、大袈裟に演じられていますので、大変分かりやすいですね(笑)。


今度は、別のインストラクターさん(スエカワ先生)が演じる良い例です。

クリッカーを鳴らして、おやつをあげるタイミングが勉強になりますよ。





さあ、今度は、クリッカー初体験のkoro隊長のチャージングです。





膝に手をかけてのちょーだいポーズがご愛嬌でした。

でも、koro隊長は、飲み込みが早いとお褒めをいただきました。

ぜひ、これからクリッカートレーニングを極めたいと、決意を新たにしている次第。


最先端のクリッカー・トレーニングは、いかがですか?


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2008年03月02日

koro隊長のクリッカー入門2 〜シェイピング〜

クリッカー・トレーニングも、いよいよ佳境となる面白い部分に入ってきました(と言っても、まだまだ入口ですが…)。

今回のワークショップでは、参加犬ごとに、違う課題に取り組みました。

なにせ、koro隊長は、まったくのクリッカー初体験なので、基本的な部分からスタートです。

それでも、

伏せた紙皿に手を乗せる!

ターゲット・スティックに鼻タッチする!

という2種類の目標行動を完成させるべく、クリッカートレーニングを開始しました。


(学園デビューした隊長)




クリッカー・トレーニングは、目的に至るまでの道のりを細分化して、ステップ・アップしていくのが特徴で、人間の能力開発の分野で用いられる、目標達成手法に相通ずるところがあります。

成功哲学や能力開発の分野では、目標の細分化というテクニックを用います。

高い目標を一度に達成しようとすると、難しく感じるものですが、目標をできるだけ細分化して、今日できること、今できることなどに、細かく分けていくのがポイントです。

クリッカー・トレーニングの手法も、一歩ずつ登っていく階段に例えられます。

例えば、離れた場所にある皿に手を乗せるという行動を、犬にやってもらいたい場合、一足飛びにゴールまで行ける訳ではありません。

それでは、ゴールまでの階段を、犬に登ってもらうには、どうしたらよいのでしょうか?

最初、飼い主からヒントや情報をもらおうとして、犬はしきりに顔を見上げたりしますが、あえて、ここは目線を合わせません。

ハンドラーからヒントが得られないと分かると、犬はクリック音が鳴るには、どうしたらいいのか、一生懸命考え始めます。


(どうしたらいいか、困り顔で、ちょっと考え中の隊長)




そして、いろいろな行動をしているうちに、偶然ターゲットの方を向く。

すると…。


カチッ!


クリッカーの音が鳴りました!

それが、何回か続くと、


あれっ!こっちの方を向くと、クリッカーが鳴るぞ!


と犬は悟ります。

こうして、まずは、おおまかにターゲットの方を向くという行動を、シェイピング(形作る)していきます。


(講義中の隊長は、お利口に伏せ)




それでは、ここで、koro隊長が、ターゲット・スティックに鼻をつけるという動作を目標として、クリッカー・トレーニングをやってみましょう。

ちなみに、ターゲット・スティックは、伸縮自在のロッドの先に丸いボールのようなターゲットがついているもので、クリッカー機能もついているスグレモノの道具です。

これを利用して、さまざまなトリックやオビディエンスの科目、ドッグ・ダンスの技などを教えていくことができます。


(ターゲット・スティックについて説明するD.I.N.G.O.の新居代表)




隊長は、クリック音=おやつという図式が分かってきましたので、どうしたらクリッカーが鳴るのか、しきりに考えて試行錯誤しています。

最初は、ハンドラーの顔をしきりに見て、どうしたらいいの?と指示を求めていましたが、私から情報が得られないと分かり、自分で考え始めたようです。


(いつものようにアイコンタクトして、指示を求める隊長)




さて、クリッカー・トレーニングは、階段を登るようなものだと言いましたが、今回の目標行動の例で言いますと…。


ターゲットの方をなんとなく向く。

ターゲットの方を見る(ここでは、まだ大雑把な感じ)。

ターゲットに向かって、一歩踏み出す。

さらに、ターゲットの方へ向かって歩く。

ターゲットを見つめる。

ターゲットに鼻をつける(ゴール!)

などの階段が考えられます。


もちろん、何段かのステップを飛ばして、一気にゴールに近づく場合もあり、目標までの階段がいくつあるかは、それぞれの犬によって違います。


ここで、セッション開始直後の隊長の様子を動画にて、ご覧ください。





ターゲットに向けた動きを作るためにも、あえて、離れた位置に、トリーツ(おやつ)を落としています。

さらに、セッションが続くと、koro隊長は、意識的にターゲット・スティックを見るようになってきました。



これに、おやつの謎が隠されているようでしゅね!






特に後半は、あきらかにターゲットを見るようになりますので、ご注目!





いかがでしょう?

最初は、なんとなくターゲットの方向を向いたところから始め、やがて、より焦点を絞っていく。

ライトを広角照射から、ビームに絞るようなものです。

このように、クリッカーを利用して、望む行動を切り取っていきます。


ここで重要なのは、昨日の記事でも書きましたが、ヒントを与えないことです。

ターゲットを指差したり、励ましの声をかけたりすると、望む形だけは早く作ることができますが、犬自身が考えて作り上げたものではありませんから、犬はいつも飼い主からのヒントを頼るようになり、犬自身の考える力や自主性を引き出すことができません。

多くのクリッカー・トレーニングは、ヒント(プロンプト)を与える近道を選んでいますが、ここで、重要なポイントを取り逃がしていることになります。



カチッと鳴らないでしゅか?


お弁当がもらえないかと、クリック音を期待する隊長。






さて、階段を登る過程で、大切なポイントがありました。

それは、消去のバーストと言われるものです。

最新の学習理論に基づいた、犬の行動学!

いよいよ、明日は大詰めです!

果たして、koro隊長は、ヒントもなしにターゲットへの鼻タッチができるようになるでしょうか?



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2008年03月03日

koro隊長のクリッカー入門3 〜消去のバースト〜

D.I.N.G.O.さんの提唱するトレーニング理論は、ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)の理念に基づいた、支配-服従関係ではない、人と犬(動物)のあるべき未来の関係を目指しているようです。


(D.I.N.G.O.新居代表による実演)




さて、クリッカー・トレーニング初挑戦のkoro隊長。

たった1日のトレーニングで、どこまでできたでしょうか…。

なんのヒントもなしに、ターゲット・スティックの先端の球の部分に、鼻タッチするのが目標です。

何度も言いますが、「ここよ、ここ!」などと、指示を出して、その行動を完成する訳ではありません。

クリック音以外は、完全にノーヒント!で到達するところに、大きな意味がある訳です。


自分自身で、考えろということでしゅね!


(インストラクターさんのアドバイスに耳を傾ける隊長)




クリッカー・トレーニングでは、ゴールに向けて、犬が自分自身で考え、一歩ずつ階段を登っていくわけですが、ここで疑問が湧きませんか?

犬が試行錯誤する間に、偶然出現したある行動を、クリッカーで切り取る。

それが、クリッカー・トレーニングの基本でした。

ですが、ある行動(例えば、ターゲット・スティックの方を見る)を、クリッカーにより、シェイピング(形作る)したとします。

そうすると、次なる階段(ターゲット・スティックの方へ一歩踏み出す)となる行動に、どうやって導いていくのでしょうか?

さて、ここからが、クリッカー・トレーニングの玄妙にして、創造的、そして、知的興奮を覚える部分となります。


(隊長は、ターゲット・スティックに鼻タッチできるでしょうか?)




クリッカー・トレーニングでは、途中のステップとなる行動が出現したら、その行動が定着するまで、クリッカーを鳴らし続けます。

最初、犬はなぜクリッカーが鳴ったのか分かりませんが、やがて、その意味を理解するようになります。

スティックの方を向くと、どうやらクリッカーが鳴るようだ!と。

そして、その行動を繰り返すほど、犬の推理は、やがて、確信に変わり、その行動は、より早く、より的確に出現するよう、強化されていきます。


そして、ここがポイント!


その行動が70%くらいの確率で出現するようになるまで、クリッカーを鳴らすことです。

なぜ、70%かというと、100%まで強化されてしまうと、その行動が定着してしまい、そこから先のステップに行きにくくなるからです。

100%まで行ってしまったら、今度は、クリッカーを鳴らさないようにします。

理想的なのは、その行動が完全に定着する前、約70%くらいの発生確率のときに、鳴らすのをやめることだそうです。

そうすると、犬は…。


あれっ?


何で鳴らないの?


おかしいぞ!


さっきまで、おやつがもらえたのに〜!


と考え、一瞬混乱しますが、ここで、一歩踏み込んだ、より強い行動が出るのです。


これが、消去のバーストと言われるものです。


バーストとは、破裂と言う意味ですが、最後の悪あがきみたいな行動です。



どうして、鳴らないでしゅかあ!


消去のバーストで、悪あがき中の隊長(冗談ですよ)。






例えば、古いテレビが、突然映らなくなったとします(そんなテレビは、今どきないですが…)。

あれえ〜!

何でなんだ!

ちょうどいいところなのに〜!

そこで、観ていた人は、チャンネルをガチャガチャ回したり、電源を一度消して着けてみたり、あげくの果ては、テレビのいろいろな所を叩いてみたりします。

これらの行動が、消去のバーストと言われるものです。

つまり、最後の悪あがきというか、激しい、一歩踏み出す行動が出てくる訳です。

もし、テレビのある部分を叩くと、映ることが分かれば、その人は学習して、次からはそういう行動に出るかもしれません(最新型のテレビを持つ人には、ぴんと来ない話でしょうね…笑)。

もし、何をやってもダメなら、やがてそれらの行動は消えていきます。

すなわち、行動の消去となりますが、その前に、悪あがき行動(バースト)が、いろいろ出てくるという訳です。

クリッカー・トレーニングは、そこに着目します。

今まで、クリッカーが鳴っていた行動に対して、鳴らなくなった!

そこで、犬も、

あれっ!なんで〜?

と、戸惑いつつも、どうしたらクリッカーが鳴るか、試行錯誤し始めます。

ここで、思考はフル回転!

そのうち、次なる望んだ行動が、偶然出ると…。


そこで、クリック!


そして、その行動に対してシェイピングをしていくと、次なるステップとなる行動が定着する訳です。


おやつが、ちょっと小さいようでしゅね!






さて、ここで、koro隊長による、消去のバーストの瞬間をごらんいただきましょう。

前のセッションでは、スティックの方を向いたら、クリッカーが鳴っていたのに、ここでは、鳴らすのをやめています。


あれえ、おかしいよ!

ママ、どうして?


ハンドラーの私から情報が得られないので、カメラを回しているママの方に助けを求めるような視線を向けています。

そして…。





考えた末に、スティックの先端に鼻をくっつけた瞬間が、お分かりになりましたでしょうか?

私は、内心…。


よう、やったあ〜!


ばんざ〜い!


と叫びたいところを、ぐっと我慢して無表情を保っています(ある意味、これはつらかった…笑)。


そして、最後に参加犬の発表タイムです。

koro隊長の頑張った成果を、見てやってください。





見事に、鼻タッチ成功です!

完全に、分かってやっています。

クリッカー初体験の隊長は、最初のうちは戸惑っていたようですが、要領を理解すると、一気に進歩したようでした。


D.I.N.G.O.の新居代表や石綿副代表、スエカワインストラクターからも、お褒めの言葉をちょうだいしました。

スエカワ先生は、偶然、隊長ブログを発見され、コメントをいただき、光栄の至りです。


(スエカワ先生の解説を聞く隊長チーム)




クリッカーで、フィルムドッグ・トレーニング!

いやあ、刺激的なワークショップでしたね〜。


さて、koro隊長のクリッカー入門、いかかがでしたか?

あなたの犬は、あなたが思っている以上に、賢いものです。

その能力を引き出し、育ててやるのも、あなた次第…。


(頭を使うトレーニングで、ちょっと、お疲れ気味のkoro隊長)




クリッカー・トレーニングの面白さは、目標達成に向けて、段階的にトレーニングを重ねていくところにあると思います。

その階段が、数段なのか、はたまた、十数段であるのか、あるいは、それ以上か…。

それは、個々の犬の適正、得意・不得意、性格、ハンドラーの技量などにより、千差万別です。

しかし、何段であっても、階段を登るプロセスを楽しむことができること。

それは、犬とのゲームであり、知的にスリリングな体験でもあります。

何より、犬が成長していく様を見るのは、大いなる喜びでしょう。


(昼食時間に、机の下に格納された隊長)




クリッカー・トレーニングは、単に芸を教える道具ではありません。

その本質は、犬の自主性や思考力を育て、伸ばすことのできる、教育的なツールであり、その使い方は、アイデア次第で、無限、かつ、創造性に満ちています。

これまで、アジリティー、エクストリーム、オビディエンス、ペット・アカデミー、ホリステックケア、手づくり食など、さまざまな分野に取り組んできましたが、隊長育てにまた一つ、楽しいツールが加わりました。

クリッカー・トレーニングは、今後もシリーズ化して、記事にする予定ですので、乞うご期待です。

それでは、皆さん。


Now Click!


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2008年03月22日

秘密兵器登場! カチッ!

ある日のこと…。

ぴんぽ〜ん!

わんわんわんわん…。

毎度おなじみ、隊長家の風物詩となっている、宅配屋さんと隊長のかけあい…。

隊長家にたびたび登場する秘密兵器が、またまた到着したのです。






荷物が来るたびに、隊長は撮影に付き合われます。

でも、仕方ないですね。

我が家に来る荷物は、ほとんど隊長のものなので…。


今度は、何でしゅか?






荷物の中身を、隊長は、どう予想したでしょうか?

開けてみると…。






中身はいろいろ…。

ですが、目的は一つ。






これは、確か、カチッとなるやつでしゅね!






ご名答!

クリッカー・トレーニングのセット一式です。


まずは、クリッカー・トレーニング用に特別に作られたトリーツ(おやつ)です。

1袋1s入りで8,500円とちょっとお高いですが、黄色いチーズボールで、色が目立ち、匂いがよく、一飲みできるのが特徴。

私も食べてみましたが、美味でした!

クリッカー・トレーニングで使用するトリーツは、大きすぎたり、歯ごたえがありすぎても、トレーニングへの集中を妨げますので、サイズ、匂い、嗜好性、視認性などを考慮して、特別に開発されたものです。

隊長の鼻が近づいてきました。


確か、わ〜くしょっぷで、食べさせてもらった、おいしいおやつでしゅね。






こちらが、プレミア社のターゲット・スティックです。

先端に丸いボールのようなものが着いており、伸縮自在のロッドで、長さが変えられます。






ターゲット・スティックの緑のボタンを押すと、クリッカーが鳴ります。

左側がチーズボールです。






隊長の真剣な眼差し…。

隊長はクリッカーが好きになりました。

この道具が出てくると、楽しいことが起こると思っているようです。






丸いものに鼻をつけると、おやつがもらえましゅよ!






ターゲット・スティックの使用方法は、アイデア次第。

さまざまなトリックやドッグダンスの技の習得にも使用できます。

また、目線のコントロールなど、タレント犬のノウハウを利用して、ブログ写真でも活躍しそう。






こちらは、ハリウッドの名トレーナー、アン・ゴードンジョーダン・ヘプナーが出演して、さまざまなトリックのトレーニング・ノウハウを解説したビデオです。

右は、日本国内でのタレント犬養成キャンプの模様を撮影したDVDです。






さっそく、ターゲット・スティックで遊んでみました。

ワークショップ以来、2週間くらい、練習していなかったのですが、ターゲット・ボールへの鼻タッチは、すぐに思い出してくれました。






ワークショップで、他のわんちゃんが、練習していた「エイム」(注目する)の練習。

ターゲットに目線を合わせたら、クリック音を鳴らします。






今度は、球を見たら鳴るでしゅか!






すでにクリッカーが鳴る前に、おやつを連想しているようです。

おやつ絡みの飲み込みは、速攻の隊長です(笑)。






例えば、わんこが窓の外を見つめるシーン。

映画やテレビに出演するフィルム・ドッグ(タレント犬)の目線のコントロールは、こういう道具を使ってやります。






クリッカー・トレーニングは、愛犬とゲーム感覚で楽しみながら練習できるので、これからいろいろチャレンジしていきたいと思います。

隊長は、もともと芸達者で、表情豊か(親ばか!)ですが、ますます磨きがかかるといいな…。

指示通りに笑う、吠える、指定されたところまで一人で移動する、指定されたものへ手をかけるなど、アイデア次第で、わんこにトリックを教えるのは、自由自在です。


YNCわんこ塾でも、いつかクリッカーの勉強会をやってみようと思います。


ところで、今日は、クリッカー・トレーニングの先達に会いに、福岡に行ってきます。

またまた、素敵なご縁ができましたので…。



クリッカー・トレーニングの要領で、下のボタンをカチッと押してやってください。

おやつが出てくるかもよ!(1日1クリック有効です)

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2008年03月26日

ある犬道家との出会い!

先週の土曜日のことです。

福岡市の西隣の町にある、とあるところに行ってきました。

翌日のどしゃぶり競技会とは大違いの小春日和、素敵な出会いにふさわしいぽかぽか陽気でした。






ここは、福岡県志摩町にある、ビッグウッド糸島ウエランカラさんです。

ウエランカラ(ueramkarap)とは、アイヌ語で、「あなたの心にそっと触れる」という意味だそうです。






しつけ教室などが行われる建物に併設されているのは、自然豊かなドッグランです。






敷地内には、丘があり、草も生えていて、自然の原っぱのようです。






築山っぽい丘もあって、かくれんぼもできます。






隊長は、しばらく、一人で走り回ってました。

なんと、ここは基本的に貸切制だそうです。






ボールを追って…。






どりゃあ〜。






レトリーブもばっちり!






クローバーの匂いを嗅ぎ嗅ぎ…。






そして、隊長の好きな、笹っぽい草を発見して、はみはみ中!

草は数あれど、この草でなければならない…。

隊長のこだわりです。



無農薬のおいしい草でしゅね!






ちょっと、目を離していると…。






ジャンプ一閃、ベンチの上に飛び乗って、お散歩バッグの中のおやつを物色!

油断も隙もありません。






そうこうしているうちに…。

短い足を、空に向かって突き上げ…。


はあ〜っ、きもてええ〜〜!






うりうりうり…。

悶絶ダンスを踊る隊長。






はっと我に帰り…。

ぼくとしたことが、恥かしいことをしてしまいましゅた…。

すまし顔に戻って、とりつくろう隊長。


ブログネタを提供してみましゅた!






さて、一通り遊んで満足げな隊長。

でも、ここにやって来た目的は、遊ぶことではありません。






こちらの方と会談するためです。


なにか、見覚えのある人でしゅね!






そうです。

ちょんまげ姿?の独特の風貌。

この方こそ、先日、広島で行われた「クリッカーでフィルムドッグ・トレーニング!」で、隊長が習ったインストラクターさんです。






千葉県浦安市で、イベント映像音響機器設営の会社を経営される社長さんでもあり、
D.I.N.G.Oインストラクターとして、犬道家(けんどうか)を目指されている異色の人物です。

ハンドルネームは、ウルトラシロの父さん(ブログは、こちら)。

ワークショップのあと、偶然、隊長ブログをご覧になり、その後、ブログやメールを通じて交流させていただいています。






さっそく、D.I.N.G.Oさんがアメリカ向けに制作を進めている、クリッカー・トレーニングの最新DVDプロトタイプ版を見せていただきました(日本での発売は未定)。

このDVDには、武道に長けたウルトラシロの父さんも出演され、得意の居合い姿などを披露されています。

居合いとクリッカー音の鋭いタイミングをダブらせた、アメリカ人ウケしそうな、興味深い内容と編集でした。

隊長も真剣に見入っています。


あれは、かちっと鳴るやつでしゅね!






D.I.N.G.Oさんは、デルタ基準というアメリカの人道的なトレーニング理念やクリッカーの最新理論を取り入れた科学的トレーニング手法を紹介されており、テリー・ライアンボブ・ベイリーアン・ゴードンなど、アメリカの著名なトレーナーや理論家と提携して、興味深いセミナーやワーク・ショップを開催されています(HPは、こちら)。

また、東京の大手プロダクション、スタードッグ(HPは、こちら)と提携して、フィルムドッグ(タレントドッグ)の養成にも力を入れておられます(ちなみに、隊長は、ここに会員登録しています)。

隊長は、これからD.I.N.G.Oさんのセミナーもいくつか受講していく予定。

そして、山口・九州地区に、D.I.N.G.Oさんのセミナーやワーク・ショップを招請すべく、この日、ウルトラシロの父さんと、今後の展開について夢を語り合ったのでした。

隊長を通じてのご縁が、また広がっていきそうです。


ぼくは、縁結びの神様でしゅよ!






科学的、かつ、人道的な欧米の最先端トレーニングの世界!

クリッカー・トレーニングやフィルム・ドッグの分野に、ご興味ある方が増えてくれば、今後、山口や九州地区でのセミナー開催も可能です。

芸達者なわんこが集まって、YNCプロダクションの旗揚げも、夢ではない!

ご興味を持たれた方は、隊長までご連絡あれ!


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2008年03月28日

koro隊長のクリッカー入門4

今日は、先日、受講した「クリッカーでフィルムドッグ・トレーニング」のワークショップの覚書としつけに関する雑感です。

犬(動物)のトレーニングについて、行動分析学の観点からのお話。


トレーニングには、強化と弱化という2種類の区別があります。

強化のトレーニングとは、望ましい行動を強めたい場合、あるいは、新たに技やトリックを教えたいときなどに使う手法です。

一方、弱化のトレーニングとは、吠える、噛む、唸るなど、好ましくない問題行動を弱めたいときに、使う手法です。


もう一つ、正と負という概念があります。

正とは何かを付け加えること、負は何かを取り去ることを意味します。


この2種類の概念を組み合わせると、以下の4つのカテゴリーが出来上がります。

犬のしつけやトレーニングは、すべてこの分類の中に入ります。


1.正の強化


2.負の弱化


3.負の強化


4.正の弱化



(隊長とかけっこして遊ぶ)




1番目にあげた正の強化とは、トリーツ(おやつ)やおもちゃ、その他犬の大好きなものなどの報酬を与えることによって、望ましい行動を強化しようとするものであり、クリッカー・トレーニングや褒めてしつける手法は、ここに入ります。


2番目の負の弱化とは、望ましくない行動をしたら、犬の大好きなものを取り上げるという手法です。

吠えたら、犬を無視する、飛びついてきたら、飼い主がいなくなる、興奮して噛みついてきたら、おもちゃを取り上げるなどの方法が、それに当たります。

欧米の先進的で、人道的なトレーニング方法においては、正の強化と負の弱化を中心にしつけましょうというのが、主流になっています。

もちろん、それは理想なのですが、どうしても、そこに収まりきれない犬たちがいるのも事実です。

たいていは、無責任な繁殖や、パピー時代の間違った過ごし方、ペットショップでの生体販売、犬種特性にマッチしない飼育環境や飼い方、飼い主が適切なしつけをして来なかったなど、人間側に責任があることが多いものですが…。



(遊びに誘うと…隊長もノッてきました)




3番目にあげた、負の強化は、望ましい行動を取れば、嫌なものがなくなるという手法で、最初に犬にとって嫌なものが、存在しなければなりません。

犬にとって、嫌な状況を作り上げたあと、犬が望む行動を取れば、その嫌な状況をなくすというやり方です。

最初に、嫌なもの(苦痛など)を与えて、望む行動をしたら、嫌なものを取り去るというやり方です。

服従訓練を促成栽培で早く仕上げたいときなどに、この方法が取られることがありますが、私はやりたくないです。

時間がかかっても、正の強化でいきたいですね。

目的は訓練を仕上げることではなくて、絆を深めることだと考えていますから。


最後にあげた、正の弱化は、問題行動に対して、体罰などを与えて、その行動を矯正する(弱める)というやり方です。

前回のYNCわんこ塾で、リキ君に今回与えられたのは、この方法であった訳ですが、その犬に、どの手法が有効であるかは、ケースバイケースであり、千差万別です。

問題行動が根深く、深刻な場合は、この手法をとらざるを得ないこともありますが、やり方を間違えると、こじらせることにもなりかねず、プロの判断を仰いだほうが賢明です。

K先生も、この方法がある犬に有効であったからといって、真似しないほうがよいと言われていました。



(追いつ、追われつ…)




さらに、同じ犬でも、そのときどきの状況で、取るべき手法は変わってきます。

例えば、隊長は、他の場所では問題ないのに、ケージの中では食事前に唸るという問題行動があり、これをなくそうとして、いろいろな方法を試みたことがあります。

唸ったら背を向けたり、食事の皿を引き上げるという、負の弱化の手法を試そうとしたことがありますが、ますます問題行動が激しくなり、このやり方は中止しました。

もちろん、やり方と根気に問題があったのかもしれませんが、相手は生き物、理屈どおりに行かないこともあるということです。

恐怖心が強く、ビビリ症の子は、窮鼠猫を噛むではありませんが、防御反応が高じて、攻撃に転ずることがあります。

1歳前後の話ですが、当時の隊長は、α気質が強く、ある訓練士さん(K先生ではありません)のアドバイスで、体罰(正の弱化)を試みたことがありましたが、見事に失敗して、問題行動をこじらす結果になってしまったことがあります。

ところが、K先生にやってもらうと、一発解決したという経験も持っています。

ですから、その子の気質や性格、また、問題行動のレベルをよく見極めて、適切な手法を選択した方がいいと思います。

基本的に、新しい行動を教えるときは、正の強化を用いたいものです。


YNCの夢ちゃんは、テンションが高く、陽気な性格なので、叱ったりしても、後に残りませんが、隊長は、気にして後を引くタイプです。

このように、同じコーギーでも、性格によって、しつけ方は、違ってきますので、ある犬にとって、有効な方法が、他の犬でも有効とは限りませんので、ご注意ください。

結局、それを一番分かってやれるのは、飼い主さん自身でしょう。

でも、プロのアドバイスが有益なことも多いものです。



(飼い主も犬も楽しいのが、基本です)




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